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携帯が通じない村でのプロジェクト

(写真:クリーンアップ前)

ヘルシービレッジの活動、村人による活動それ自体はとてもよく進んでいます。ソロモンの村落地域はもともとコミュニティがしっかりしている印象があり、村で何かしようというときには、村人みんなで協力し合ってよく働きます。教会に置かれているwoman’s groupなども影響しているようです。

一方、私が上手く行かないなと思っていたのはモニタリング。プロジェクトの進行具合を随時確認することです。つまり、活動が上手くいっていたとしても、その状況が中々伝わってこない。文字を書く習慣があまりないことも手伝って、なかなかレポートを定期的に提出してくれないのです。一番コミュニケーションが取りづらいのはやはり携帯電話が通じない村。少し歩けば電波塔にアクセスして通話ができる村が多いので「連絡ちょうだいね。by Ayano」とメールをしておき連絡を待ったり、あるいは町に来たナースや現地のオフィサーに手紙や伝言を預けて届けてもらったり、最初はかなり奮闘しました。ソロモン人はなぜか携帯の番号がちょくちょくかわります。日本では自分の物は自分の物で、他人の物は他人の物ですが、ソロモンではあるものはだいたいみんなの共有物。他人の携帯で連絡してくることも多いし、連絡先が固定されないのもやりにくい要素です。

(写真:クリーンアップ後)

最近はモニタリングの方法を統一したい!と思っています。私であれば村の状況を覚えていて、それぞれ誰にどう連絡するのが良いか考えてやるのですが、今後現地の人にモニタリングも任せていきたいと考えると、やはりシンプルにしていかなくてはならないのです。そこで、最近はクリニックに窓口になってもらえるよう協力をお願いしています。クリニックならば携帯が通じない場所でも連絡用の無線機があるので、無線機が壊れていない限り連絡ができます。なので、今月レポートが届かないなと思えば「レポート送った?」と確認ができます。村人には月1回はクリニックに歩いていってもらうことになりますが、クリニックと村人のコミュニケーションを促進させると良い効果もあります。村人自身が自分たちの村のマラリアケースを毎月追いかけ、「今月は減った」と効果を実感することができ、モチベーションになるのです。

(写真:行くのも一苦労)

先日訪れた村も、モニタリングが上手くいっていなかったので直接訪問しました。まずは村人とミーティング。数ヶ月分のモニタリングレポートを一緒に埋めていきました。やはり、活動はよく進んでいるのです。村を一目見ても、クリーンアップの活動がよく実施されて、以前よりもきれいで整っているのが見てとれました。

モニタリングレポートの意義を理解してもらい、毎月クリニックに届けてもらえるようお願いしました。クリニックも訪問し、ナースに協力要請もしました。すべての村でこれを軌道に乗せなくては!