UNLEASH Innovation Lab2019参加レポ4
3日目から6日目は、毎日イノベーションプロセスのグループワークでした。
ずっとチーム内で課題の分析・特定、ソリューションの提案などをしていたのですが、喜んだり怒ったり、感情の振り幅の激しい日々でした。チームメンバーに助けられることもありながら、一方で対立することもありました。
各ステップには「ゲートチェック」と呼ばれる関門が用意されており、これを通過しなくては、次の議論に進むことができない仕組みでした。デロイトから派遣されていた1人の女性がこの関門として立ちはだかっていたのですが、多数のグループが彼女に話を聞いてもらうべく殺到するので、与えられた少ない時間で、こちらが何時間もかけて議論したことを彼女に伝えなくてはなりませんでした。説明の途中でも、彼女が口を挟み「その点はわかったから次のポイントを説明して」などと言われながら、報告はざーっと終わり、合格・不合格を言い渡されます。下手すると言いたいことが全部伝えられないようなこともあるこういった場、エレベーターピッチと呼ばれる、5分などの短時間で決裁者に新規プロジェクトの提案をする場にそっくりでした。
与えられた課題にチームで取り組み、対立しながらもそれぞれの意見を反映させ、みんなが納得した上で、いくつものゲートチェックの通過を目指す、これだけでも非常に鍛えられた経験でした。ある程度自主性が問われるグループワークでしたが、ゲートチェックがそこへ緊張感をもたらしてくれていました。
周りから遅れをとってしまって夜中の3時までワークした日もあります。
「ゲートを通過するには、このプランで行くしかない!」
「大事なのはゲートを通過することじゃない!課題を解決することだ!」
「でもゲートが通過できなくちゃ、ピッチで発表することもできないじゃない!」
こんな言い合いをした日もあります(笑)すごく必死だっけれど、そんな中でも、妥協せずに納得がいなかければ話し合いづづけてくれた、素晴らしいメンバーには本当に感謝しています。
グループワークの途中でも、自分たちの議論が煮詰まったり、正しい方向に向かっているのかわからなくなったりしたときに、ファシリテーターに助けを求めることもできました。このファシリテーターたちもデロイトの社員さんや、その他のコンサルタントの方が参加していました。ファシリテーターのサポートには本当に助けられました。関門を通過する度、メンバーと抱き合って喜び、ファシリテーターにも急いで報告をしに行っていました。
濃厚な4日間を経て、その次の日はいよいよピッチングです。次回へ続きます。