NYエシカルファッションの旅-前編-
サステナブルなファッションの調査のお仕事で、NYに行っておりました。
凍え苦しむ覚悟で行きましたが(笑)実際のところそこまででもなく、特に日中はとても過ごしやすかったです。
とはいえ夜は手袋をしていないと手がかじかんで、スマホがいじれなかったです。道がわからない私としては、Google Mapを見ながら歩きたいのに。
観光の時間がなかったので、朝晩、目的地とホテルの行き来をひたすら歩いていました。ニューヨーカーって信号見ないのです。車が来るかどうかしか見ていなくて、律儀に青になるのを待っていると、後ろからどんどん抜かされ…、私も途中から信号を見るのは止めました。
朝は、映画で見るような街中の公園が素敵でした。
夜も、映画で見るような街中のメリーゴーランドが素敵でした。
でもタイムズ・スクエアは全然好きじゃなかったです。
脳みそがくらくらするほどの明るさは新宿以上。ブルームバーグ前市長はここの節電には取り組まなかったのかなぁ。
確かにアメリカって、環境に優しいイメージはないですが、サステナブルなビジネスは日本より進んでいる。そう思っていました。男女平等や多様性の尊重は断然進んでいますしね。
実際、いくつか訪れた展示会では、サステナブルがわりとスタンダードなのかな、という気がしました。
しかし詳しくお話をしていると、「そんなに厳しくないのかなぁ?」と思う機会もありました。
「何かしらのサステナブルな要素を取り入れたいと思っている」(ヨーロッパだと「何かしら」とかではなく、もっとストリクトなイメージ)とか、「サステナブルな要素は何かしら欲しいけど、価格も大事」(やっぱり「何かしら」なんだ!!)というようなことを、伺ったりしていました。
「進んでいるように思っていたのに、そこまででもないように感じてます。」と現地でお会いした方にお話したら、
「サンフランシスコはもっと進んでますよ。NYはこれからです。」とのことでした。
サステナビリティの流れは、ヨーロッパからサンフランシスコなど西海岸に届き、そこらからサンフランシスコに本社を置く企業のNY進出などを通して別の都市へ流れ着くのだそうです。
そして、日本に届くのはきっとその後くらいでしょう。
このスピードを早められるかどうかは、私たち次第。
私もサステナビリティを運ぶ一員となりたいと思います!